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2010年11月

音楽がくれたもの

♪山下達郎Performance2010 @神奈川県民ホール2010.10.26  NHKホール2010.11.04

すでに今ツアーが千秋楽を迎えてから半月ほど経ってしまい…ブログに書こうかどうしようか迷いながら何となく今日まで。。。でも、やっぱり後から懐かしく思い返せるように、残しておこうかなぁと思いつつ

初日の厚木へ行ってから3ヶ月弱。その間達郎さんご一行は北へ南へ全国津々浦々、脂も乗り切った状態で、関東での最終公演へ。まずは神奈川県民ホール。当初は10/27が千秋楽だったので、達郎さんが仰るところの「なんちゃって千秋楽」の初日!? 事前に聞いてはいましたが、達郎さんは横浜のお客さんがとてもお気に入りのご様子で、終始上機嫌♪東京での果たし合い的な緊迫した雰囲気は微塵もなく、少し緩いくらいの和やかムードにとても驚きました。同じ神奈川県でも、やはり厚木は「初日に来るお客さん」ってことでちょっと構えた雰囲気、なおかつ初日独特の緊張感に包まれていたのですが…

で、今回の席は1F後方ではあったものの、PAの真後ろちょうど真ん中あたりで音的にも満足できる環境。いつもながら、音楽に対しての溢れんばかりの愛情と高い技術力をもった演奏、57歳とはとても思えない超越したヴォーカル、そしてユーモアを交えた毒舌MCも冴えるエンターテイメント。。。もうどれをとっても超一流としか言いようのない、完成度の高い3時間半のライブ♪でした。あっという間なんですよねぇ。この時間が!

そして、翌週の追加公演NHKホール。もう二週続けて達郎さんを観れることが、ファンにとっては奇跡の出来事!? 幸せ過ぎて…しかも席も運良く9列目。迫力ある音を楽しめる位置でした。セットリストは完全に頭に入ってはいますが、これがまた何度観ても新たな発見がある!細部にまで拘りをみせる演出、ファンを楽しませてくれるサービス精神が随所に散りばめられ、セットひとつをとっても3回目にして初めて気付く点も多々あり、リピーターが多い理由も納得です。

楽曲で印象に残っているのは、♪<Windy Lady> 当時のグルーヴ感そのままにシュガーベイブ完全オリジナルVer. ♪<潮騒> 永遠の名曲…もう心が溶けました ♪<希望という名の光> 普遍的なメッセージを込めた歌詞と魂を揺さぶられるヴォーカルに鳥肌が立ちました ♪<今日はなんだか> 佐橋さんのギターソロ炸裂でロック魂みせてくれました ♪<いつか> 個人的に大好きな曲 まさかアンコールで聴けるとは!  全体的には、新旧織り交ぜたバランスの良い選曲ながら、昨年と比較するとシュガーベイブ時代の曲など往年のファンをもうならせるコアな部分もあり…まさに絶妙の技!?

そして、今ツアーのMCの中で、最も印象に残ったお話「35年間、自分の音楽はどこにも属さずにずっと孤独の中でやってきた」というくだり。シュガーベイブで活動していたころ、当時流行りのスタイルではなかったため受け入れられず、悔しい思いもされたそう。35年という月日の重み、果てしない作業の繰り返しによって作り出された完成度の高い音、きっと何度も戦ってきたであろう心の葛藤、そんな姿が思い浮かんできて、胸が熱くなりました。トップを極める方というのは、同時にいつも孤独の中で自分と対峙しているのでしょうね。。。 

最近の達郎さんは、その音楽活動の集大成の場として、ライブに軸足を置いていきたいという趣旨の発言をしていらっしゃいます。昨年、今年と2年連続のツアーや野外フェス参加も異例のことながら、来年はライブハウスや東京近郊フェスでのライブ、さらにはホールツアーまでも…延期になっているアルバム制作や『JOY2』などなど、ファンにとっては嬉しすぎるご発言がたくさんMCに盛り込まれていました。ご本人はとりあえず還暦までは…と仰っていましたが。

私は誰かと一緒にライブへ行くことは少ないのですが、たまたま今回ご一緒していただいたおふたりとも筋金入りの達郎ファン。それぞれその思いの深さには頭が下がると同時に、同じ時間・感動を共有できた喜びも、大切な思い出になりました。達郎さんの音楽を通じての出会いがもたらしてくれたもの。「音楽の力はちっぽけなものだ」とご本人は仰るけれど、決してそうではないと思います。多くの人が、深い感動を覚え、勇気をもらい、生きる喜びを感じるからこそ、何度でもその歌声を聴くためだけに足を運んでいるのです。そして、その音楽は私たちの明日への大きな活力となって、胸の奥深くに刻まれていく…それが<達郎さんの音楽がくれたもの> 人の人生をも変えてしまうくらい、大きな力を秘めていると思います。これからもずっとそんな音に触れていたいなぁ。。。

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