« 上質な音楽 | トップページ | 2007年大注目アーティスト! »

六ヶ所村ラプソディー

Mixi1013_4

『六ヶ所村ラプソディー』を観てきました。

現在、日本にある55基の原発から排出される使用済み核燃料を再処理して、プルトニウムなど取り出すための工場が、青森県六ヶ所村に建設された。工場が本格稼動すれば、空気中や海中を放射線物質で汚染し、ヤマセの風にのって風下の農業地帯に広がっていく。プルトニウムを、新型の原子力発電炉「もんじゅ」で燃焼させる核燃料サイクル計画は、未来に向けた夢のようなエネルギー計画とされるが、度重なる事故により止まったままの状態で、実用は50年から100年先とも言われる。100万分の1グラム吸い込んだら人が死ぬというくらい危険なプルトニウムを45トンも保有する日本は、使われる目処も立っていないのにさらにその量を増やそうとしている。豊かで快適な現代の生活と引き換えに、地球環境の破壊につながる工場の本格稼動は、もうすぐそこまで迫ってきている。

青森県下北半島の美しい自然~風車のある村、田植えをする人々、草を食む牛と対照的に、村の中心の高台に立ち並ぶ再処理工場の遠景。そんなシーンから始まるこの映画は、単なる反核の思想を押し付ける内容ではなく、普通の人々が日々生活する姿を通じて、賛成と反対の狭間で揺れ動く村人の思いを率直に描いていました。

日本は、原子力発電を推し進めるエネルギー政策を選択しているけれども、本当にそれは必要なことなのかな?あまりにも便利になり過ぎた現代社会に慣れてしまった私たちに静かに問いかけてくる・・・今のこの時代だけではなく、遠い未来も見据えて考えたとき、こうあってほしいと望んでいる世界になるために、今自分たちにできること、ひとりひとりの力は小さくても、みんなで同じ思いを抱けばきっと何かができるはず!そう思わずにはいられない勇気をくれた映画でした。

今回、自分の住んでいる地域で、この映画の上映が企画されたことに、とても感謝しているし、誇らしく思います。

UAが子ども達と共に歌ってくれた曲『Moor』~アルバムGolden Greenより~

みんなもう気がついてるのに
知らないふりだけじょうずで
瑠璃色が灰色に染まる景色は
夢の数がまだ足りない

65億のアリを乗せた
小さな舟が滝から落ちる前に
舟をつなぐ岸を探す
あなたをつなぐために手を伸ばす

ココロにじーんと染みてきました。みんなで同じ舟に乗っているのだから、諦めないで!と励まされているような・・・

|

« 上質な音楽 | トップページ | 2007年大注目アーティスト! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 六ヶ所村ラプソディー:

» 映画『六ヶ所村ラプソディー』 [ペガサス・ブログ版]
「六ヶ所村ラプソディー」の上映会に行った。会場は福岡市唐人町の甘棠館(かんとうかん)show劇場というところ。小さなホールで、100ほどの客席はほぼ満員だった。 映画は、六ヶ所村で、そこの再処理施設とかかわりながら生きる人々の生活と思いを淡々と綴る。映画の後のトークで鎌仲監督は、この施設への賛成・反対にかかわらず、公平に撮りたいと思ったと言っていた。登場する11名をあえて賛成派/反対派に分ければ、4対7で反対側が多いが、ラッシュ(文章なら草稿に相当)の時点では前者がゼロだったらしい。そこで監督... [続きを読む]

受信: 2007年10月22日 (月) 21時05分

« 上質な音楽 | トップページ | 2007年大注目アーティスト! »