山下達郎@「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」 2012.9.2

山下達郎氏、2010年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO」以来2年ぶりの野外フェスご出演。
9月2日(日)場所は山梨県・山中湖畔。晴れていれば雄大な富士山がバックになる「LAKESIDE STAGE」にて15:30から約70分間のパフォーマンスを堪能した。

当日は朝からあいにくの雨模様。降ったり止んだりを繰り返しながらも、なんとか小雨に留まっている中、前回のツアーと同じバンドメンバーが登場、続いて綺麗なラベンダー色のシャツを着た達郎氏登場・・もう会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。

野外フェスとあって、観客はいつもの年齢層よりかなり若めで、ちょっと照れながらお馴染みのブラウンのテレキャスを手に取ると、「LOVELAND, ISLAND」のオープニング。ホールライブとはまた違ったリゾート感覚と開放感に溢れた。
続いて、ファンにとってはもう鉄壁のナンバー「SPARKLE」 今日達郎氏を初めてご覧になる方でも耳馴染みのあるメロディー、代名詞とでもいうべき名曲。このシチュエーションで聴くと、また感慨もひとしお。曇り空を突き抜けるヴォーカルが観客の心を掴む。

第一声のMCでは「今日は思ったより若い人がたくさんいて恥ずかしいです。大学の学園祭に先生のバンドが紛れ込んだ感じがします」なんて茶目っ気たっぷりにあいさつした後は、「DONUT SONG」 冒頭の部分は季節ごとに変化するのが恒例だが、今回はなんと竹内まりやさんの「September」を引用。
~September そして9月は September さよならの国 トリコロールの海辺の服も二度と着ることはない~ このフレーズをちょっと可愛らしく(笑)歌い、観客との拍手・手拍子のコール&レスポンスで盛り上がる。

続いて、達郎氏の夏ナンバーとして定着してきた「僕らの夏の夢」を披露すると、「夏フェスはお祭りなので、スペシャル・ゲストを呼びました」と言って、紹介されたのは竹内まりやさん。「家に帰ろう~マイ・スイート・ホーム~」のイントロとともに登場し、圧倒的な存在感で「元気を出して」の2曲を歌った。このときばかりは、達郎氏も後ろへ下がってバンマスに専念。なぜかオーラが消えて影が薄く感じてしまうのは、やはり奥様の威力か!?

まりやさんがステージから去ると、「ちょっと得した気になったでしょ?」と笑顔。
次は富士山にちなんだ曲ということで「俺の空」を。佐橋佳幸氏とのギターバトル、ベテランの熟練した技と熱いパフォーマンスに釘付け!さらに「BOMBER」での伊藤広規氏のうねるベース、小笠原拓海氏のパワフルなドラム・ソロに、このバンドの誇る国内有数のレベルの高さを魅せつけられ、観客の熱気も最高潮!この最高のプレイが観れるからこそ、何度でもライブに足を運んでしまうのよねぇ。。

まりやさんが加わって4人となったコーラス隊で、最近のツアーでも終盤の曲として畳み掛けるように繰り広げられる「アトムの子」「RIDE ON TIME」で怒涛のグルーヴを、最後はお馴染みの拡声器によるシャウトで締めくくった。

「この次はPerfumeのステージです。僕も観て帰ろうと思います」と観客を沸かせ、メンバー全員がステージ上に横一列に並んで挨拶、これで終わり?と思ったら、「皆さんにとってよりよい未来がありますように」とのメッセージとともに、「さよなら夏の日」を熱唱。暮れかかるステージに、達郎氏の温かい歌声が響き渡った。

約70分という普段のライブに比べると短いパフォーマンスだったが、最初からトップギアでアップテンポの曲を中心にぐいぐいとのせていき、歌と演奏双方できっちりと観客を魅了するという完璧なステージだった。

<追記> この日の出演者は比較的若いアーティストが多かったので、観客も20代がほとんどという感じだった。たぶんこの場にいなければ、触れることはなかったであろう達郎氏のパフォーマンスにどんな感想をもったのかなぁ?
と同時に、達郎氏の場所取りをするために一組前のアーティストからステージ前にいたのだが、かなり激しいロック系のバンドで、「モッシュ」と言われる危険行為にも遭遇した。これが音楽の楽しみ方なのだとしたら、時代は変わったと言うべきなのか?なにかすごく閉塞的で、屈折したエネルギーに底知れぬ不気味さを感じた。単なる憂さ晴らしなら、もっと健全なやり方でやろうよ・・・ジェネレーション・ギャップなのかな。

<SET LIST >

01. SPARKLE
02. DAYDREAM
03. ドーナツ・ソング
04. 僕らの夏の夢
05. 家に帰ろう~マイ・スイート・ホーム~(竹内まりや)
06. 元気を出して(竹内まりや)
07. 俺の空
08. BOMBER
09. アトムの子
10. RIDE ON TIME
11. さよなら夏の日

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さかいゆう TOUR2012 “How's it going?”@LIQUIDROOM 2012.6.3

先月末発売された、さかいゆうニューアルバム発売後の全国ツアー東京公演。場所は超満員の恵比寿・LIQUIDROOMにて。

本当にいい意味で、もの凄く衝撃を受けたライヴだった。昨年もワンマンを2本観ているけれど、今回のレベルはもうその比ではないというか・・・ここまで進化してしまったことに正直驚いた。

バンドメンバーは、ベース:種子田健氏、ドラム:FUYU氏のたった3人だけ。にもかかわららず、生み出す音の厚みと、心地良すぎるグルーヴ感に最初から圧倒される。スタンディングということもあって、ずっと身体は揺れっぱなし!
アルバム冒頭曲でもある『Jammin'』で始まり、『パスポート』『ペテン師と臆病者』『Lalalai~幡多弁ver.~』など軽快なナンバーが続く。

『夏のラフマニノフ』は、去年とはまた違った幻想的なアレンジで、続くMCで、「尊敬するMISIAさんのライヴで、リズム隊に惚れ込んで口説き落としました」という冗談とも本気ともとれるような前置きをした上で、『つつみ込むように・・・』 完全に自分のものにしているなぁと感嘆するほどの素晴らしいカバーを聴かせてくれた。
『ケセラセLife』では、シンセサイザーを駆使したギター音炸裂で、途中『Superstition』も織り交ぜながらのロック調で大盛り上がり!

そして、「なぜミュージシャンになったのか」という原点に立ち返ったときに、避けては通れなかった親友の死をモチーフにした『君と僕の挽歌』 (挽歌・・人の死を悼む曲) を本編のラストに。当時の心情を淡々と語りながらも、その率直な語りは観客の心に深く沁みこんでいくようで、決して同情などではなく、そのご友人の元へと届くように、彼の想いに沿った形で自然発生的にコーラスの大合唱が起こった。感動的な場面だった。

 How's it going?
 調子どうですか?
 こちらはツライこともありますが
 キミへと届く気がするから
 こうして歌っているよ

本当に悲しいことが起こったときって、なかなか現実とは受け止められなくて、感情が麻痺してしまいとっさに涙は出てこない。だけど、しばらくたつと波のように悲しみの感情が押し寄せてくる・・・
そんなことを想いながら、涙が止まらなかった。

アンコールでは、久しぶりに聴いた『Midnight U...』数年前に、この曲を初めてFMで聴いたときの衝撃は今も鮮明に覚えている。「あれ?今の曲って日本語だったよなぁ・・・」と思ったくらい、邦楽離れしたセンスに驚かされた。

彼のライヴを観ていていつも感じるのは、自分の音楽のルーツを大切にしているなぁということ。昨年共演された小谷美紗子さんや、山下達郎氏など、単なるカバーではなく、独自の音世界の中でリスペクト感をもって表現できるって、なかなかできることではないと思う。
カテゴリーとしては「ポップス」だけど、曲によってファンキーだったり、ジャジーだったり、ロックだったり・・・その変貌自在なアレンジや最新の技術を駆使した演奏力、ベースを支えるリズム隊と透き通るようなシルキーヴォイス、すべてが最高に絡み合って、彼にしか表現できないであろう音世界にどっぷりと浸らせてくれた。いいライヴだった♪

<SET LIST>
01.Intro
02.Jammin'
03.パスポート
04.ペテン師と臆病者
05.Lalalai~幡多弁ver.~
06.LOVE&LIVE LETTER
07.三日月ナイフ
08.もしも あの朝に…
09.夏のラフマニノフ
10.つつみ込むように…(MISIA)
11.How Beautiful~English ver.~
12.きみなんだ(信近エリ提供曲)
13.されど僕らの日々
14.サンバ☆エロティカ
15.ケセラセLife
16.Superstition(Stevie Wonder)
17.君と僕の挽歌
En.
18.パズル
19.Midnight U...
20.ストーリー

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山下達郎 Performance2011-2012 @沖縄市民会館 2012.5.12

「いつも僕の音楽を聴いてくださる方々、ライヴに足を運んでくださる方々のためになら、音楽で少しでも癒したり、慰めたり、力づけたりすることができるのではないか。。という想いをもってツアーを進めてきました。今日ここにお集まりのひとりひとりの心のために、『希望という名の光』という小さな1曲を、心を込めて歌わせていただきます」

昨年11月よりスタートした、山下達郎氏の日本全国64公演にも及ぶロングツアー。すべての想いはこのMCに込められていたなぁ・・と思う。音楽でいったい何が出来るのか?に対する氏の答えが、先に発売されたアルバム「Ray Of Hope」であり、今回のツアーでの全身全霊をこめたパフォーマンスだった。

ファンなら一度は体験してみたい、憧れの千秋楽の地は那覇空港から車で40分程離れた、沖縄市にあるちょっと古ぼけた市民会館。前回ライヴを行った那覇市内の立派な某施設では、ステージ上から「次回はもっと音のいい北にあるホールにしてください」とイベンターの方に注文をつけたという、達郎氏らしいエピソードつきだ。

オープニングは、意表を突かれた『THE THEME FROM BIG WAVE』 ステージ上で歌うのは初演以来27年ぶりとのこと。初日の市川市文化会館でのどよめきは相当なものだった。続いて演奏されたのは、お馴染みの『SPARKLE』 前奏のカッティングの音や、美しいメロディーラインを聴く度に、あぁ山下達郎のライヴに来たんだなぁ・・という感慨に酔いしれてしまう。

3曲目は、これもほぼ定位置になった『DONUT SONG』 季節によって「お正月」「春よこい」「こいのぼり」などを冒頭にはさみながらの演奏も恒例だ。沖縄では、母の日前だということで、マイナーコードでやりにくいと言いながらの「母さんの歌」だった。続いてギターを持ち替えての『素敵な午後は』 で、会場は一気にメロウな雰囲気に。

今回は250曲以上のレパートリーの中から、悩みに悩んだ末の、新旧織り混ぜたセットリストだと前置きした上で、ニューアルバムからの数曲が続く。特に『プロポーズ』のような人の心の機微を歌詞にした内省的な曲は、以前の達郎氏にはあまりなかった側面だろう。ただ、この歌詞に関しては、アラサー女子からの賛辞とクレーム?の両論があり、「たかが歌。歌詞に過度な思い入れをもったものをフォークという」という毒舌MCには大いに笑わせてもらった。

そして、前半のハイライト「SOLID SLIDER」 新加入したサックスの宮里陽太氏とキーボードの難波弘之氏の壮絶なソロ・バトルは本当に聴き応えがある。宮里氏は、弱冠28歳のストレートジャズプレイヤーとのことだが、その瞬発力のある演奏と、回を重ねるごとに磨かれていくフレーズには驚かされる。特に、千秋楽での演奏では、しばらく拍手が鳴り止まなかった程、観客の心を突き動かす素晴らしい出来だった。それに呼応した、難波氏の円熟したプレイもこれまた甲乙つけ難く、毎回披露していたスキャットも控えめにしてしまったくらい、白熱した演奏を魅せてくれた。終わった後の達郎氏のコメント「毎回コレをやればいいのに・・」も気が効いていて、最大の賛辞を送っていた。

『俺の空』では、佐橋佳幸氏とギターバトルを延々と繰り広げ、ロック魂を観せた後には、『雨は手のひらにいっぱい』 シュガーベイブ時代の懐かしい曲で前半を締めくくった。

中盤のアカペラのコーナーへ。 今回のステージセットは、何処かのローカルタウンのストリートを模したものだと説明しながら、傍らにラジカセをセット、大道芸人風に帽子を置いた上で始めたのは、なんとオフ・マイクでの『Don't Ask Me To Be Lonly』 静まり返ったホールに、達郎氏の生声が響き渡る。これはもう鳥肌もの。某ホールで、私は3階のいちばん後ろの席で聴いたが、本当にクリアに聴こえてきて驚いた。これが、達郎氏がホールツアーに拘る理由なのだと、その歌声が証明していた。終わった後の鳴り止まない嵐のような拍手、人の歌声に勝る楽器はないのだということを再認識されられる、圧巻のパフォーマンスだった。

そして、自身が作曲した和製アカペラだという『おやすみロージー』をはさみ、クリスマスソングが流れる中、『クリスマス・イブ』~『希望という名の光』~『さよなら夏の日』 心に深く沁みいるバラードを。未曾有の大震災の絶望と不安の中で、ラジオから聴こえてきた『希望という名の光』に涙した日々を一生忘れずに生きていこうと思う。この曲は、作った本人の手を離れ、特別な意味をもつ1曲になったと言う通り、これからも大切に歌い継がれていく曲だろう。意図したものではなく、こんなにも人々の心を動かす曲が生まれるのは、やはり40年近い歳月の中で、真摯に音楽と向き合ってきた結果なのだろうなぁ・・と、涙がとまらない中しみじみと聴いた。

中盤の最後は『BOMBER』 伊藤広規氏の超絶グルーヴに熱狂、時代を超えて熱くうねるベースラインは、人々を歓喜の渦に巻き込む。さらに、ラストでの小笠原拓海氏のドラム・ソロ。ツアー3年目、天才ドラマーの安定感をまざまざと見せつけられる素晴らしいパフォーマンスに、三度拍手の嵐。

そして、後半の「お賑やかしタイム」では、最長不倒ナンバーである『Let's Dance Baby』で総立ちになり、恒例のクラッカー!『高気圧ガール』『アトムの子』で最高に盛り上がり、本編終了。ここまでで、すでに3時間超え!!一度、メンバー全員がステージ最前列に整列して挨拶した後、舞台袖に捌けて、いつもならここで再登場・・のはすが、なぜか達郎氏ひとりだけで、しきりに舞台袖に向かって手招きをしている。「せっかくの千秋楽なので、変わったことを・・・」と言いながら、登場してきたのは竹内まりやさん。達郎氏とのデュエット曲『LET IT BE ME』で美しいハーモニーを聴かせてくれた。私は、今回初めておふたりが揃っていることころを拝見したが、その立ち姿が絵になるご夫婦だなぁと感じた。まりやさんがとても緊張しているように見え、何度か達郎氏に視線を向けるのだが、照れくさいのか氏が伏し目がちなところが微笑ましかった。

そして、いよいよ怒涛のアンコールへ。再びメンバーを招きいれ、『街物語』~『RIDE ON TIME』~『恋のブギ・ウギ・トレイン』 で、会場はもうディスコ状態!達郎氏の「肉体は歳をとっても、心はいつもNEVER GROW OLD!!」の掛け声で、もう熱狂の渦。輪をかけるような、達郎氏の凄まじい迫真のギタープレイに、観客も最高潮。一息ついて、オーラス前の1曲は『いつか』 吉田美奈子さんの素晴らしい歌詞に聴き惚れる。達郎氏の数あるナンバーの中でも大好きな曲が演奏されたことで、本当に感激の涙、涙。。 ラスト・ナンバー『YOUR EYES』 前では、「バカな政治家ども」に苦言を呈しながら、「こんな世の中でも、我々は日々を生きていかなければいけない。少しでも前に進むために、好きな言葉ではないが、この先もがんばっていきましょう」と締めくくった。4時間にも及ぶライヴだった。

ある音楽評論家の方が、ブログで綴っていた言葉「山下達郎の音楽を知らない人生と、知っている人生」 今回も、同じ時間・感動を共有し、余韻を語り合える仲間に恵まれたことを本当に幸せだと思った。某バーにて、私の達郎話に付き合ってくれた皆さんにも感謝。

達郎氏は、「三波春夫さんや加山雄三さんのように、70歳を過ぎても気持ちよく『RIDE ON TIME』を歌っていたい」という、力強いコメントもされていた。そのステージが続く限り、1回でも多くその勇姿を見届けていきたいと思う。そして、この素晴らしい音楽が次世代へと引き継がれていくことを、強く強く願うばかりだ。

来年2013年に行われる予定の、「還暦ツアー」が今から待ち遠しくてたまらない。

山下達郎さん、バンドの皆さん、スタッフの皆さん、本当に本当にありがとう!

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山下達郎 Performance2011-2012 @市川市文化会館 2011.11.6

いよいよ山下達郎氏の今年のツアーが始まった。

初日は、ご自身初めてという市川市文化会館。住宅街の真ん中に建つホールは、何となく去年までの厚木市文化会館を思わせる佇まい。ツアー案内が届いたときに、64本という大規模さから達郎氏の並々ならぬ決意の程を感じると同時に、何も情報がない状態での初日をなんとしても観たい!今回念願叶って、参戦できたことに本当に感謝。

ツアー発表後の6年ぶりのニューアルバム発売、それに伴う怒涛のメディア出演、各地へのキャンペーン…などなど久々に公に出られる機会も多く、ファンとしては嬉しい日々だった。

思えば、去年の千秋楽が2010年11月8日、それから、ちょうど1年でのツアー開始。でもこの1年はあまりにも大きく世の中を変えてしまった。。。音楽に対する想いも、価値観も、人それぞれ違いがあっても、去年と同じという人はいないだろう。同じ曲を聴いても、こんなにも受け止め方が変化していることに気づかされ驚く。まして、演奏している側はもっとその変化を感じているだろうなぁ。

「Ray Of Hope」を聴いた時に感じていた、温もりとか優しさ、癒し。今までの達郎氏の音楽では多くを占めてはいなかった部分がクローズアップされて、より私たちに近い目線から届けてくれている気がした。「人々の心に寄り添う音楽を」という言葉通り、正面からぶつかってくる音の魂。目の前に達郎氏が現れてからの3時間、私たちは日常を忘れてその音の渦に巻き込まれ、幸福感に包まれる。

これから7ヶ月間、全国を隈なく回り、各地で人々を勇気づけ明日へ生きる活力を授けてくれることだろう。もちろん、最上級の「音」を楽しみながら!!

ミュージシャンという枠を超え、その生き方自体が人として本当に尊敬できる方だと思う。出来る限り多く、ステージに立つ勇姿を目に焼き付けたいと願うばかりだ。間もなく、本日の公演が始まる。。。

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シンプルなスタイルで…

東日本大震災から3週間経って、被災地ではない私たちの生活は見かけ上落ち着きを取り戻してきています。先日東京へ行った際には、やはり薄暗い地下街や駅の節電対策に少し違和感を感じたけど、これも慣れればなんともなくなることでしょう。現代生活は、利便性ばかりを追求し過ぎて、何もかも「過剰」になってしまっていたのかな。でも誰も歯止めをかけられなかった…そういう意味では、これからの生活自体をもっとシンプルに見直す時期にきているのかもしれないですね。

この数週間、何で音楽聴き続けてきたのだろう?って考えてました。多くの方々がツイッターやブログで綴っているように、震災直後は「もうこれからは今までみたいに素直に楽しめなくなっちゃうのかな…」っていう不安感や、何気なく聴いてきた曲にすごく心打たれたり、涙したり。。感受性が敏感になっている自分がいました。そして、何よりも大好きなライブがあちこちで中止や延期の自粛ムードに。

そんな中、地元の友人のお店で開催された1本のライブに本当に心動かされました。今回は、PAを一切使用せずに、生声、生ギター、そして照明はキャンドルで。ご本人も初めての試みというとても貴重なライブ。彼はもともと凄く声量のあるタイプのシンガーなので、マイクはなくても全く遜色なく、ギターも本人は少し意識して強く弾いていたらしく、終わった後に「指が痛い…」と言ってはいましたが、いい感じで鳴ってました。何よりも、マイクがないことでとても自由に歌っているように見えるし、ダイレクトに響いてくる人の歌声って本当に温かい。普段わりと饒舌にMCを入れる彼も今回は少なめで、最終的にはノンストップで20曲近くを熱唱♪

彼のライブは10本以上は観てきたと思うけど、今まででいちばんよかったかなぁ。今の気持ち、これからの将来に対する想い、すべての答えは音楽の中にありました。今まで培ってきたキャリアの中で、1曲1曲に思いを込めて作ってきた歌が、どんな言葉よりも説得力をもって「大丈夫」って背中を押してくれた気がしました。シンプルなスタイルである以上、その実力が問われるのでしょうが、彼の歌の力は本物だなぁ~と改めて実感!

そして、ライブ後に彼が言った言葉がとても印象的でした。「僕らはエンターテイメントで音楽をやってきたわけではなく、常にメッセージを込めて発信してきた…だからライブを自粛する必要性は感じていない」

中澤信栄アコースティックLIVE@Lamps Lodge 小淵沢 

♪SET LIST(順不同)

Journey
Wake Up!
君が居てくれるだけでそれでいい
Easy(The Commodores)
People  Get Ready(Curtis Mayfield)
音の花
Melody
Be With You
季節の中で
I don't know much
How Deep Is Your Love(Bee Gees)
Route66
夢物語
マボロシ
君のいない世界
地球に抱かれてる
Great Escape~Superstitions
ありがとう

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福島原発事故に思う

2011年3月11日に発生しました東日本大震災におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された方々、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

被災地にて救出活動、災害対策にあたられている関係者の方々にも深く敬意を表すとともに、1日も早い復旧と復興を願ってやみません。

今から4年くらい前に、「六ヶ所村ラプソディー」という映画を観たことがある。いわゆる「反核」ではなく、原子力発電をより推し進める政策を選択した日本の未来を考えようという内容で、巨大な再処理工場を抱えてしまった、青森県の小さな村の人々の生活や思いを淡々と描き出す映画だった。

アーティストのUAも駆けつけて行われた上映会で、私は初めて日本のエネルギー政策にまつわる様々な事実を知った。原子力はクリーンエネルギーであるという表向きの顔とは裏腹に、安全に運転されていても大気や水に放出され、いったん事故となれば自然界にとりかえしのつかない深刻な影響をもたらす放射能。音もにおいもなく、目には見えないけれど、海や空に広がり確実に生態系を破壊していく汚染。

日本は現在55基の原発を抱え、電力の3分の1をまかなっているそう。放射能汚染というツケをはらい続け、とりかえしのつかない事故が起きるリスクを背負いながら、終わりのない経済発展や快適で便利な生活を追い求めた結果、絶対に起きてはならない事故がついに起こってしまった。最悪の事態はますます深刻になるばかりで、片時も目を離せない緊迫した状態が続いている現在。

何とかこの状態を切り抜けようと、命懸けで作業に従事されている現場の方々やご家族、そして震災と原発事故の二重の苦しみで故郷を離れなければならなかった地元の方々。国のエネルギー政策のために、あまりにも多くの犠牲を払うことになってしまうかも知れないすべての方々に対して、本当に心が痛み、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

今、都会はネオンを消し静まりかえったようにひっそりと夜を迎えている。なぜもっと早くこの状態にしなかったのか、便利で快適な暮らしをまかなうエネルギーは本当に全部必要だったのか?無駄なエネルギー消費をつくづく考えさせられる、毎日の停電。

今回のことを機に、希望ある未来を次の世代へ引き継いでいくためにも、日々の生活の中から少しずつ意識を変えていかなければいけない。もうこれ以上何も傷つくことがないように。。。

『ある時、アマゾンの森が燃えていた。

大きくて強い動物たちは我先にと逃げていった。

しかし、クリキンディ(金の鳥)と呼ばれる小さいハチドリだけが、そこに残った。

そして、くちばしに1滴ずつ水を含んでは、燃えている森の上に落とした。

それを繰り返すクリキンディを見て、大きくて強い動物たちは、馬鹿にして笑った。

「そんなことをして、森の火が消えるとでも思っているのか。」

クリキンディは答えた。

「私は、私にできることをしているの。」 』

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Daryl Hall & John Oates 2010 Tour in Japan

Daryl Hall & John Oates

「Do What You Want, Be What You Are 2010 Tour」 @日本武道館 2011.2.26

2005年の公演から6年。。。待ちわびてました~ホントに!! 前回の公演はチケットを入手していながら、やむを得ない事情でキャンセルしていただけに、LDHのサイトで素晴らしいライブを観る度に、まだかなぁ~と。やっと来てくれたって感じ。

武道館1万人はソールドアウト!日本での人気は不動のものだと実証しましたね。ほぼ定刻通りに始まったライブ。事前にセットリストを知っていたので、オープニング曲は分かっていましたが、オリジナルのベースラインはなく意外とあっさりと。しかも、なんだか音が悪いかも!? ダリルのヴォーカルも伸びがないかも!? えっ何で~???と思いながら、前半3曲くらいまで進んでしまった^^; どうやら機材の調子が悪かったらしく、ダリルも曲の途中でスタッフの人を呼び入れて調整したりしてました(汗)

でも、これでもか!と繰り出されるヒット曲の連発に、ダリル本来のヴォーカルも戻ってきていてホッ!80年代の曲中心~70年代の曲に入ったあたりからはソウルフルに聴かせてくれました♪私的には、あまりライブで聴いたコトがなかった「It's a Laugh」がとてもヨカッタかな。 バンドもこじんまりとステージ中央に集まっていてファミリー的な感じ。ただどうしても、T-boneの不在が寂しくて(涙)ダリルのソロライブのようなスポットライトに、ジョンの影は薄く。。。その辺りが気になるところではありました。

やはり年齢のせいかダリルのファルセットも昔のようにはいかず、1オクターブ下げて歌ったりと工夫を凝らしていましたが、まぁこれはこれでいいのかなぁと。曲の持つパワー自体はダウンしていないし、また渋みを増した彼らならではの歌いこなし方も味があるかも。特にエンディングの 「I Can't Go For That (No Can Do)」はサックスソロも含めて、素晴らしかったですねぇ。最高に盛り上がったところでいきなり終わってしまったので、ちょっとビックリしましたが^^; まだまだ続きがありました。。。あの曲やってないよね~?というのは、すべてアンコールに。最後は、最大のヒット曲でパン!パパン!でクライマックス最高潮♪♪これが大ラスとは、ちょっと予想外でした。

80年代に青春を過ごしてきた身としては、彼らの音楽は避けて通れない道!?それぞれに思い入れがあるでしょう!私も「Wait For Me」や「Everytime You Go Away」あたりにはかなり…でも残念ながら、今回は聴けませんでした(泣)

できれば、もう少し小さい会場でアコースティックセットで聴きたいなぁ~と思うのは贅沢でしょうか…40年近くも現役であり続ける彼らの音楽は、時代と共により芳醇な香りを放つワインのように熟成して、渋みも加わった唯一無二のデュオとしてさらに進化し続けていくでしょう。また何年か後にぜひ♪

<SET LIST>

01: Maneater
02: Family Man
03: Out Of Touch
04: Method of Modern Love
05: Say It Isn't So
06: It's a Laugh
07: Las vegas turnaraund
08: She's gone
09: Sara Smile
10: Do What You Want, Be What You Are
11: I Can't Go For That (No Can Do)

>Encore1
12: Rich Girl
13: You Make My Dreams

>Encore2
14: Kiss On My List
15: Private Eyes

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本物のディーヴァ

♪YOSHIDA MINAKO & THE BAND 「2Days Covers!」 @STB139 2010.12.12

‘ディーヴァ’(魅力的な女性歌手)という言葉は、まさにこの方のためにあると思ったライヴでした。

吉田美奈子さん…山下達郎氏への歌詞提供など数々のコラボレーション、当時デュエットされた際には「僕が日本で一番歌がうまいと思う女性歌手の…」と紹介されていたほど。一度ライヴで聴いてみたいなぁと思いつつ数年…念願叶って今回初・美奈子さん♪

STB139は、たくさんの大人の方々で溢れてました。今回は、カバー曲中心にとのことでしたが、事前にリクエスト曲を募ったところ、オリジナル曲の要望も多かったので、急遽半々の構成にしたそう。 オープニングは、「Lean On Me」 これは、オリジナルカクテルのネーミングにもなっていたので、ある程度予想できました。いきなり低い部分から始まるロウヴォイスに結構驚き~CDを聴いた限りでは、高い声の方だと思っていたので… でも続くカバー曲もほとんどが、男性シンガーの曲ばかり。「Someday We'll All Be Free」「People Get Ready」「Don't Let Me Be Lonely Tonight」「Shape Of My Heart」 などなど。身体の芯から出るような深いヴォーカルに聴き惚れてしまいました。ご本人は「コピーにならないように…」なんて謙遜していらしたけれど、どんな曲でも、ご自身のスタイルをしっかりと確立していらっしゃるので、その独特の世界に引き込まれました。

途中『漫談』と称したトークコーナーが挟まれるのですが、サイト上に寄せられたリクエスト曲をワンフレーズだけアカペラで歌ってくれるという、ある意味おいしい企画。、「Airport」「ベルベットイースター」「海を見ていた午後」「Embraceable You」などを披露されていましたが、ユーミンの曲は昔コーラスをされていただけあって、物真似もとてもお上手(笑)個人的には、達郎氏のことを「達郎」と呼び捨てにされていたのがツボでした!?

オリジナルでは、「少しだけ」「頬に夜の灯」「Liberty」が好みで素敵だったなぁ…「Knock Knock」では初めて岡沢さんのヴォーカルを拝聴。美奈子さんは「Steve Winwood みたい」と仰っていましたが、ハスキーで味のあるヴォーカルでした。本編のラストは「Night In Tunisia」 最初に髪型を見たときから、「Chaka Khanみたいだなぁ~」と思っていたら、ホントにChakaになっちゃった!! いやいや、それ以上のパフォーマンスとバンドのタイトで迫力あるサウンドに、すっかり心持っていかれました。鳥肌立ったぁ~!!

アンコールの「Christmas Tree」「もみの木」では、この時期らしい選曲でしっとりと♪ちなみに、隣りにいらした男性は号泣。。。でも、そのお気持ちよく分かります。 セッションをベースにした信頼できるバンドサウンドをバックに、心の奥深いところに沁み込むヴォーカル。長年のキャリアに裏打ちされた揺るぎない自信に、女性らしいしなやかさをプラスしたスタイルは、他の誰にも追随できない世界観。ソウル・ファンク・ロック・ジャズ・ゴスペルどんなジャンルでも見事に歌いきってしまう実力と品格は、まさに日本のディーヴァにふさわしい!

誠に失礼ながら、これ程凄い方だとは今まで露知らず…こんなハイレベルのパフォーマンスを間近に観られるなら、これから足繁くライヴに通わせていただきます!!  「時よ」も生で聴いてみたいなぁ~♪ とても印象的なライヴでした。

<THE BAND>
島村英二 (drums)
河合代介 (organ)
倉田信雄 (key/piano)
土方隆行 (guitar)
岡沢章 (bass)
吉田美奈子 (vocal)

<SET LIST>

Lean On Me (Bill Withers)
少しだけ
Someday We'll All Be Free  (Donny Hathaway)
O Holly Night
頬に夜の灯
People Get Ready (Curtis Mayfield)
Knock Knock
Ivan Linsの曲

12月のillumination
Don't Let Me Be Lonely Tonight (James Taylor)
Forgiving
ジャコ・パストリアスの曲
Shape Of My Heart (Sting)
Mirror Town
Liberty
Night In Tunisia

Christmas Tree
もみの木

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音楽がくれたもの

♪山下達郎Performance2010 @神奈川県民ホール2010.10.26  NHKホール2010.11.04

すでに今ツアーが千秋楽を迎えてから半月ほど経ってしまい…ブログに書こうかどうしようか迷いながら何となく今日まで。。。でも、やっぱり後から懐かしく思い返せるように、残しておこうかなぁと思いつつ

初日の厚木へ行ってから3ヶ月弱。その間達郎さんご一行は北へ南へ全国津々浦々、脂も乗り切った状態で、関東での最終公演へ。まずは神奈川県民ホール。当初は10/27が千秋楽だったので、達郎さんが仰るところの「なんちゃって千秋楽」の初日!? 事前に聞いてはいましたが、達郎さんは横浜のお客さんがとてもお気に入りのご様子で、終始上機嫌♪東京での果たし合い的な緊迫した雰囲気は微塵もなく、少し緩いくらいの和やかムードにとても驚きました。同じ神奈川県でも、やはり厚木は「初日に来るお客さん」ってことでちょっと構えた雰囲気、なおかつ初日独特の緊張感に包まれていたのですが…

で、今回の席は1F後方ではあったものの、PAの真後ろちょうど真ん中あたりで音的にも満足できる環境。いつもながら、音楽に対しての溢れんばかりの愛情と高い技術力をもった演奏、57歳とはとても思えない超越したヴォーカル、そしてユーモアを交えた毒舌MCも冴えるエンターテイメント。。。もうどれをとっても超一流としか言いようのない、完成度の高い3時間半のライブ♪でした。あっという間なんですよねぇ。この時間が!

そして、翌週の追加公演NHKホール。もう二週続けて達郎さんを観れることが、ファンにとっては奇跡の出来事!? 幸せ過ぎて…しかも席も運良く9列目。迫力ある音を楽しめる位置でした。セットリストは完全に頭に入ってはいますが、これがまた何度観ても新たな発見がある!細部にまで拘りをみせる演出、ファンを楽しませてくれるサービス精神が随所に散りばめられ、セットひとつをとっても3回目にして初めて気付く点も多々あり、リピーターが多い理由も納得です。

楽曲で印象に残っているのは、♪<Windy Lady> 当時のグルーヴ感そのままにシュガーベイブ完全オリジナルVer. ♪<潮騒> 永遠の名曲…もう心が溶けました ♪<希望という名の光> 普遍的なメッセージを込めた歌詞と魂を揺さぶられるヴォーカルに鳥肌が立ちました ♪<今日はなんだか> 佐橋さんのギターソロ炸裂でロック魂みせてくれました ♪<いつか> 個人的に大好きな曲 まさかアンコールで聴けるとは!  全体的には、新旧織り交ぜたバランスの良い選曲ながら、昨年と比較するとシュガーベイブ時代の曲など往年のファンをもうならせるコアな部分もあり…まさに絶妙の技!?

そして、今ツアーのMCの中で、最も印象に残ったお話「35年間、自分の音楽はどこにも属さずにずっと孤独の中でやってきた」というくだり。シュガーベイブで活動していたころ、当時流行りのスタイルではなかったため受け入れられず、悔しい思いもされたそう。35年という月日の重み、果てしない作業の繰り返しによって作り出された完成度の高い音、きっと何度も戦ってきたであろう心の葛藤、そんな姿が思い浮かんできて、胸が熱くなりました。トップを極める方というのは、同時にいつも孤独の中で自分と対峙しているのでしょうね。。。 

最近の達郎さんは、その音楽活動の集大成の場として、ライブに軸足を置いていきたいという趣旨の発言をしていらっしゃいます。昨年、今年と2年連続のツアーや野外フェス参加も異例のことながら、来年はライブハウスや東京近郊フェスでのライブ、さらにはホールツアーまでも…延期になっているアルバム制作や『JOY2』などなど、ファンにとっては嬉しすぎるご発言がたくさんMCに盛り込まれていました。ご本人はとりあえず還暦までは…と仰っていましたが。

私は誰かと一緒にライブへ行くことは少ないのですが、たまたま今回ご一緒していただいたおふたりとも筋金入りの達郎ファン。それぞれその思いの深さには頭が下がると同時に、同じ時間・感動を共有できた喜びも、大切な思い出になりました。達郎さんの音楽を通じての出会いがもたらしてくれたもの。「音楽の力はちっぽけなものだ」とご本人は仰るけれど、決してそうではないと思います。多くの人が、深い感動を覚え、勇気をもらい、生きる喜びを感じるからこそ、何度でもその歌声を聴くためだけに足を運んでいるのです。そして、その音楽は私たちの明日への大きな活力となって、胸の奥深くに刻まれていく…それが<達郎さんの音楽がくれたもの> 人の人生をも変えてしまうくらい、大きな力を秘めていると思います。これからもずっとそんな音に触れていたいなぁ。。。

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珠玉のソウルバラード

Nakazawa_2 中澤信栄 4th Single「君のいない世界」   2010.9.29リリース

中澤信栄くんに初めてお会いしたのは、2006年の秋だったかな。その頃は『GATS』と名乗っていらっしゃいました。『GATS TKB SHOW』の頃から、顔とお名前だけは知ってたけど、ちゃんと音源を聴いたことはなくて…でも、ソウル系の音楽をやっているということで、とても興味はありました。で、私の地元でライブを開催するという情報を偶然入手して、観に行くことに。。。小さなBARで、お客さんも10人くらいのこじんまりしたスペースで、こんなにもソウルフルでハートウォーミングな歌を聴けるとは思ってなくて、このチャージでは申し訳ないなぁ…と心から思いました。その頃は、大手のレコード会社との契約が終了し、新たな契約も決まっていなかったので、自主制作という形でのCD音源。ライブの曲も、半分くらいはカバー(カーティスとかスティーヴィーなど)だった気がします。「うめぼしのうた」も歌ってましたねぇ。これがまた泣けるんだけど…

そんなこんなで、その後も半年に一度くらいはライブに来てくれて、終わった後にはみんなで乾杯!いろんな話をするうちに、彼の人となりもだんだん見えてきて、音楽に対する真摯な姿勢や、歌に対する想い、大切なご家族のこと…体格だけではなく、すべてのことに包容力のあるあたたかくて、優しい人だなぁと思うように。東京や横浜で定期的にバンド形式で開催していたワンマン・ライブにも何度か足を運びましたが、弾き語りのときとは違ったタイトでパワフルなステージもまた魅力的でした。

そして、大きな転機が…ドリカムのバッキングヴォーカルのオーディションに見事合格し、毎回何万人もの前で歌うように。。。2009年春には、本名の『中澤信栄』の名前で再デビューを果たし、次々とシングルをリリース。

で、今回4枚目のリリース。試聴したときに、「あ。これは今までと違う!」と直感的に思いました。作家・プロデュース陣が豪華なのはもちろんですが、彼のもつハスキーでソウルフルなヴォーカルが最大限にいかされて、切なさとあたたかさが同居する絶妙なバランスが、極上のラブバラードを作り出している感じ。聴いたあともそれがとても心に残り、優しい気持ちになれる。。。何度でも聴きたくなる。。。こういう歌って、今の日本の音楽シーンにそうはないと思います。

折りしも、昨日フジテレビの「とくダネ!」のコーナーで、司会の小倉さんが紹介されたとのことで、Googleでの検索ランクも急上昇↑ちょっとした話題になりつつあるようです。ひとりでも多くの方が、中澤くんのことを知り、歌を知り、CDを買ってくれたり、ライブに足を運んでくれること、その歌声に心動かされてほしいと願っています。そして、これからも彼の音楽を応援し続けていきたいと思っています。

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